生薬 地黄(じおう)とアカヤジオウの花@唐招提寺

たまにはちょっとまともそうな投稿をします…笑

 

アカヤジオウの花@唐招提寺

これはアカヤジオウという植物のお花。

アカヤジオウは生薬: 地黄(じおう)の基原植物(原料になる植物)の1つ。

昨年の3月末に唐招提寺さんの薬草園で撮影したのですが、例年より開花が早いとのこと。例年なら4月に入ってからの開花かしら?

 

地黄は漢方では“血”を補う大事な生薬で、血を補う代表方剤である四物湯に配合されています。

四物湯を基本骨格にした薬もたくさんあるので、割と使用頻度の高い生薬です(2018年の日本における生薬使用量では20位/ 285)。

地黄は加工法によって干地黄と熟地黄に分けられ、さらにメーカーによっては熟地黄だけで3規格もある。一般的には干地黄が使われるので、熟地黄の入った薬が欲しければ、それなりにこだわっている所に行かないと難しかったり…

伝統的な薬効的には、干地黄は血熱を冷ます力が強くて、熟地黄は血を補う力が強いと言われているので、血不足でお困りの場合はやっぱり熟地黄が良いなあと思ったり。

(干地黄でも十分効果を感じられている方もたくさんいます)

植物的には、日本薬局方に採用されている新エングラー分類体系ではゴマノハグサ科でジギタリスと同じファミリーだけど、遺伝子による分類であるAPG Ⅳだとハマウツボ科になるらしい。ハマウツボ科だと肉蓯蓉(にくじゅよう)という生薬の仲間になるけど、確かに少し似ている…かも…?

 

…。oо○**○оo。…。oо○*更新情報やイベント情報をお届けします*○оo。…。oо○**○оo。…

atelier-zelie.weebly.com

フォローはこちらから↓

Facebook

www.facebook.com

LINE 公式アカウント

ID: kup0677w

f:id:atelier-zelie:20180507000053j:plain

 …。oо○**○оo。…。oо○**○оo。…。oо○**○оo。…。oо○**○оo。…。oо○**○оo。…。